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第四章 点と点をつないで・13

「そう……、確かにそれだと開発室が目的だったっていうのがビンゴかもしれないわね……」
 一通り施設内を見回ってきた俺達は、状況とそれを元にした俺なりの推測をゆみ子をはじめとする司令室の面々へと話した。
「でもなんで奴らが開発室の研究成果なんかを手に入れてどうするんだ?」
「それはあの連中も俺達と目的が同じだからだろ?」
「同じ目的?ってことは奴らの目的も向こうの世界へ行く事なのか?」
「俺はそう思うけどな。それはそうと開発室の連中が誰一人いないのはおかしいだろ?あいつらが来る前からすでに連絡取れなかったわけだしさ……」
「確かになぁ」
 司令室の面々は口々に思った事を口にしている。状況が少し落ち着いたこともあり、ようやく落ち着いて思考を働かせることができるようになってきたのだろう。

 そんななかミレイがゆみ子に何やら話しかけている。
「ねぇ、ゆみちゃん。あの子はどこにいるの?どこにもいないみたいだけど……」
「そういえば!あの人達が来たおかげでご飯食べさせるのすっかり忘れてたわ。ミレイの部屋にいるはずよ」
「えぇ!そんな、きっとお腹ペコペコで待ってるよ。わたしちょっと行ってくる」
「ちょっとミレイ……、って行っちゃった。……あらどうしたの修治君、難しい顔しちゃって?」
「え、いや色々と考えちゃって……」
 そう、確かに北海道での例の出来事に、東京への時空移動、そしてSBT1のこの現状。わずか数日間なのに色々な事があった。そして何よりも……。

「そっか、泉ちゃんとも連絡つかないんだよね……」
「ほんと、どこで何してるんだか。まぁ司令や他の人達とも一緒だろうから大丈夫だとは思いますけどね。それよりも開発室の人達がどうなったのかが気になって。誰1人いないっていうのはどう考えてもおかしいし。黒服の連中に誘拐されたのか、先に逃げ出したのか……」
 それからしばらく俺は司令室の面々と話をした。北海道での出来事、気がついたら関東のとある町にいたこと。忍は大怪我をして療養中だということ。

「それじゃ、忍君はミレイを庇って怪我しちゃって入院中なんだ。まぁあの子にはいつもあちこち飛び回ってもらったり苦労かけていたからたまにはゆっくりと休んでもらわないとね。それで2人はどうするの?忍君のところへ戻るの?」
「えぇ、少なくともミレイは忍の側にいたいだろうから明日にでも1度向こうに戻るつもりです。ミレイを置いたら俺はまたこっちに来るつもりですけどね。こっちも色々大変だろうし」
「助かるわ。この状況だし今は人手が少しでも欲しいからね」

……ワンワン!

 司令室のドアが開くと同時に犬の鳴き声、それに続いてミレイが戻ってきた。
「ゆみちゃん、この子お腹空かして伸びてたよ。ご飯用意したらあっという間に3食分も食べちゃうんだもん」
「ごめんねシュガーちゃん。ご飯食べさせてあげられなくて。でも元気そうで良かったわ」
 ゆみ子が犬に駆け寄る。シュガーと呼ばれたその犬は、以前に俺達が北陸方面での保護作戦で出会ったあの犬だ。ミレイが引き取ってシュガーと名づけられた後は、SBT1の看板犬となるべく?日々を過ごしていたのだった。


続く
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一言

 あっという間に8月になりましたね。
 夏休みの予定がまだ決まっていないのが悲しいところ。
 実家に戻るつもりなのですが、その間の更新はどうしたものか……。

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おぐれしんじ

Author:おぐれしんじ
東京都で会社人をやっています。
趣味の小説ですが、ひとつよろしくお願いします。






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