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[C27]

うわあ、どうなったの!?
なんかSF度全開なカンジになってきましたね・・・。

[C28]

>committi さん

ファンタジーのはずがSFチックになってますね。
どうなったか、四章以降のお楽しみと言う事で。

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第三章 別れを呼ぶ北の大地・27

「1号炉、2号炉出力臨界まで上昇。3号炉出力臨界まであと4、3、2、1、臨界まで到達。各反応炉異常なし」
「粒子変換装置最終の安全装置解除。ステータスオールグリーン」
「各反応炉、粒子変換装置への接続弁を開放……。接続完了」

 室内にこだまするオペレータの声が、緊張感を徐々に高めていく。
ファーブル財団が行う実験、「第2次双方向転移実験」はその中核部分を担う発電装置の接続を行う段まで進んでいた。

「発電所からの所員の退避から実験開始までの間、施設が無人になるのが一番の懸念事項だったのだが、なんとか無事に事を運ぶ事が出来そうだね。諸君、本当にご苦労だった。後もうひと踏ん張りだがよろしく頼むよ。それでは、時間だ」
 ルメールの合図と共に時計の針は17時30分を刻む。
「粒子変換装置、待機モードから稼動モードへ移行。各反応路からの粒子受け入れ態勢よし」
「1号炉、時粒子を変換装置へと転送開始。続いて2号炉からの転送準備を開始」
「時空転移センサー測定値上昇中」

 
――実験は最終段階を迎えようとしている。
「3号炉からの粒子転送も順調。変換装置正常稼動中」

「さて、ここからが本番だ。ボニヤ君例の装置を」
「はい、ルメール様。時空跳躍システム起動。セーフティテストスタート……、正常に完了。最終安全装置解除」
「粒子変換装置内、圧縮率288%。跳躍システムへの接続問題なし」
 
 室内の大型モニターに表示されるグラフとメーターの数値が目まぐるしく変化する。
 いつもは日本やその他の国へと電力を供給するための3機の粒子反応路が最大稼動状態で相互連結され、発生したエネルギーを粒子変換装置へと転送する。
 粒子変換装置は各反応炉から転送された時粒子(ノエル粒子)を圧縮し時空粒子跳躍システムが次元を超えた向こうの世界へと施設ごと跳躍する。
 これがファーブル財団の行おうとする実験の全貌だった。迎え入れる転移ではなく、こちらの世界から向こうの世界への転移。それを成しえたものはこの世界には誰もいなかった。


「転移反応、発電施設直上で急速に増大中。反応値3200を突破。過去の観測値の最大を突破、なおも増大中!」

「反応値のパターンはどうだい?」
 顛末を黙って見ていたルメールが、リアナに問う。
「反応値はマイナスを示しています。これまでに観測された事の無い状態です。現在マイナス3800を越えて増加中」
「ということは、想定通りだな。各員、モニターから目を離すなよ……」

 その時、複数の計測装置が一斉に警告音を鳴らすと同時にモニターに表示された数値やグラフがこれまで以上の速さで動き出した。それは明らかに想定していない動きだった。

「どうなっている?!状況は?」
 不測の事態に珍しく声を荒げるルメール。

「これって……。転移値反応値が急速に減少していきます。現在マイナス1500……1300……1000……なおも減少中」

「バカな……、何が起きた?施設の様子はどうなっている?転移は起きてないのか?反応路の様子はどうなっている?!」
 そこにいるのはいつもの冷静なルメールではなかった。


続く
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うわあ、どうなったの!?
なんかSF度全開なカンジになってきましたね・・・。

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>committi さん

ファンタジーのはずがSFチックになってますね。
どうなったか、四章以降のお楽しみと言う事で。

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一言

 あっという間に8月になりましたね。
 夏休みの予定がまだ決まっていないのが悲しいところ。
 実家に戻るつもりなのですが、その間の更新はどうしたものか……。

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おぐれしんじ

Author:おぐれしんじ
東京都で会社人をやっています。
趣味の小説ですが、ひとつよろしくお願いします。






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