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第一章 日本の首都ってどこだっけ・2

AM1:17

「あれ?」
 不意に泉が声を上げる。彼女のほうを向くと、前を見たまま彼女は言う。
「今、向こうで何か光らなかった?」

 特に何も気づかなかった俺は、真っ暗な空のほうを少し見上げる。
「雷か?俺は気づかなかったけど」
 夜空の半分は雲で覆われているものの、夕方の大雨を思えばなんてことはない。それに今出ている雲も雨雲ではないようだ。

「違うの、あのトンネルの方から」
 泉が前方のトンネルを指差す。見たところ特に光っている様子はない。工事や事故でもないようだ。
「トラックか何かのライトが目に入ったんじゃないか?」

 俺たちを乗せた車はトンネルに入る。
「うわっ、なんだ?」
 トンネルに入った直後視界が真っ白になる。あまりの眩しさに思わず目をそらす。普通にトンネルに入っただけのはずなのに明らかに不自然な眩しさだ。後ろの2人も眩しそうにしてるのがミラー越しに見える。
「やっぱり、さっきの見間違えじゃなかったのよ。なんだったのかな、いったい?」

 今度は眩しさに目をこすりながら呟く泉。そして身を乗り出すように前方を確認する。
「事故とかじゃないみたいだけど」

 視界が戻った俺もいっしょには前を見渡すが何かが起きている様子はない。途中1台の赤い乗用車とすれ違ったものの他に車はいないようだ。
「今すれ違った車のライトがあんなに眩しいわけないし、なんだったんだ一体」

 車内に沈黙が流れる。そのまましばらく走ったところで再び泉が口を開く。
「ねぇ修治。このトンネルやっぱりおかしいよ」

「さっきの光か。あれは、たまたま何かが反射して、」
 俺の言葉を遮り泉が続ける。
「そうじゃなくて、さっきからちっとも出口が見えないじゃない。それにずっと真っ直ぐだし」

 言われてみると確かに変だ。トンネルに入ったのは多分1時20分の少し前くらい。それからもう10分近く真っ直ぐ走っているのに出口が全く見えない。

「まぁ、地元の人しか知らない名物トンネルかもしれないしさ。ひょっとしたら、トンネルを出たらそこは雪国かもよ」
「そんなわけないじゃない、もう」
 ふてくされたような顔でシートに寄りかかる泉。
「はぁ、なんだか疲れちゃった。少し寝ようかな」

 伸びをしながらそういう泉。ついさっき俺が寝ないように見張る、とか言ってたのに。
そういう俺も少し疲れてきたし、もう少し進んだら少し休憩でもするか。

 そう思った直後、それまで快調に走ってきた車が突然ガタガタと揺れだした。

続く
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一言

 あっという間に8月になりましたね。
 夏休みの予定がまだ決まっていないのが悲しいところ。
 実家に戻るつもりなのですが、その間の更新はどうしたものか……。

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おぐれしんじ

Author:おぐれしんじ
東京都で会社人をやっています。
趣味の小説ですが、ひとつよろしくお願いします。






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