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第三章 別れを呼ぶ北の大地・10

「あ、ごめんなさい、室長にまだ言っちゃダメって言われてるんだった……。向こうで司令から話があると思うから、その今のは……」
 珍しくあたふたとした様子を見せるあづさ。それを見て忍は軽く笑いながら、
「分かった分かった。俺は何も聞いてないよ。でもあづさもそうやって口を滑らせたりすることもあるんだな。なんかあまり喋らないというか、落ち着いているイメージだったからさ」
「あ、忍君私のこと、そんな風に見てたんだ!」
「いや、違うって。それはだな、えっと……」
「ふふっ」
忍の態度を見て今度はあづさが笑い出す。

「お~い、忍。盛り上がっているところ悪いけど俺達も食事取りに行こうぜ」
「おっと、早くしないと定食売り切れちまう。ちょっと待っててな、あづさ」
 忍は相変わらず笑っているあづさを置いて俺の後に続く。


 --2日後、俺達は北海道へと向かう。


ヨーロッパ連邦首都ローマ。その郊外にある某製薬メーカーの研究所。そこは製薬メーカーの名を語ってはいるものの実情はファーブル財団の研究施設であった。
 ヨーロッパ連邦にはこうしたファーブル財団の施設が数多く存在する。表の顔は一般の企業や団体だが裏を返せばそれは財団の資金源であり、活動を支える根のようにヨーロッパ中に広がっている。
 その研究施設には、ステファン・ルメールとその部下達が集まっていた。

「皆も知っての通り、来る11月3日、日本の北海道にて大規模な実験が行われる。今日君達に集まってもらったのは他でもない、その実験の場に我々も出向く事となったのでその件に関して話させてもらおうと思ってね。今回の我々のミッションは、実験を行う施設の警護。詳細に関しては事前に行き渡っているであろう資料を見てもらえば分かると思うけれど、警護を行うのは北海道の太平洋側に立ち並ぶ発電施設郡になる」

 ルメールより配布された資料に目を通すもの達の中にはアドリアナ・ボニヤ、そしてあのサングラスの男も含まれている。そこに居並ぶ人間はみな何人かの部下を束ねるリーダクラスの面々だった。

「今回は今までにない大規模なミッションとなる。現地での陣頭指揮は私が直接取るので、皆の働きに期待させてもらうよ」
 ルメールが直接現地へ赴く、その言葉に場がざわめく。

「尚、今回は場所が日本となるためトラベラーズガーディアンと呼ばれる組織の介入が予測される。すでに遭遇した経験のあるものもいるだろうけど、くれぐれも油断の無いように。何か質問は?」


続く

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一言

 あっという間に8月になりましたね。
 夏休みの予定がまだ決まっていないのが悲しいところ。
 実家に戻るつもりなのですが、その間の更新はどうしたものか……。

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おぐれしんじ

Author:おぐれしんじ
東京都で会社人をやっています。
趣味の小説ですが、ひとつよろしくお願いします。






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