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第二章 秘密の基地は良く知るあそこ・8

「どうって言われてもな。、とりあえず忍やミレイは悪いようには見えないし、変なことにはならないだろ。どっちみちなるようにしかならないさ」
「なるようにしかならない、かぁ……」
 泉は側にあった机に腰を掛けて天井を見上げた。

「女の子が不安がっているんだ、そこは嘘でも『何があっても俺が守ってやる!』くらい言ったほうがいいぞ、青少年!」
 突然の背後からの声に俺達は一斉に入り口を振り返る。そこにはミレイともう1人男が立っていた。オールバックの金髪や顔立ちから彼が日本人でないことは明らかだ。身に付けている濃い緑色のスーツは企業の制服、あるいは作業服といった感じだ。隣のミレイも下半身がキュロットだったりと細部のデザインは違うものの同じような服装に着替えていた。

 男はゆっくりと部屋に入ってきてホワイトボードの前に立つ。そして持ってきた資料のようなものをテーブルの上に置いて、
「さぁ、立ってないで適当に座って」
 そう言われた俺達は並んで席に着いた。
「さてと、まずは長旅ご苦労様。色々あって大変だっただろうけど、無事にここまでたどり着けて何よりだ。私はデビット・ルーカス、デビットで構わないよ。皆は『ボス』と呼ぶがね。今君達がいるこの施設SBT1の責任者だ」
(この人が、さっきミレイが言っていた『ボス』か。外国人とは思わなかったけど)
 
 とその時、あづさが小声で、
「SBT1って、たしか通信をしていた時に言っていた……」
 SBT1という単語に反応したようだ。
「ご名答、あづさ君だったか。君の観察力はなかなかのもののようだ。ミレイ君たちはここSBT1の司令室と通信をしていたわけさ」
 あづさに目線を送るデビット。目線が合い思わずあづさは目をそらす。
「君達のことは先ほど、ミレイ君から簡単に報告をもらったよ。と言っても名前くらいしか聞けていないけどね」
 そう言いながら彼は俺と泉にも視線を送る。

「さて、君達は私に聞きたいことがたくさんあるだろう。でも、まずはこちらから喋らせてもらうよ。質問はそれからだ。いいかね?」
 俺達1人ずつの顔を見た後、デビットは話を続ける。
「まずは我々が何者かということから話そう。我々の組織の名はトラベラーズガーディアン(Travelers' Guardian)。直訳すると『旅人達を保護するもの』という意味だ。略してTSCと皆呼んでいる」
 そう言ってデビットはミレイに合図を送る。ミレイは部屋の照明を落としデビットの後方にあるスクリーンのスイッチを入れた。スクリーンにはTSGというロゴが表示されている。恐らく組織のロゴマークなのだろう。
「こうしたほうが雰囲気が出るだろう?それじゃあ続けよう。まず君達が自分達の現状をどこまで把握しているのかを聞いておきたいのだが、あづさ君話してくれるかい?」
(まずは自分からに話すと言っておきながら、組織の名前を言っただけじゃないか……)
いきなり質問してきて唖然とする俺と泉を尻目にあづさは図書館で調べて分かった事や、実際に体験したことを静かな口調で話した。


続く
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一言

 あっという間に8月になりましたね。
 夏休みの予定がまだ決まっていないのが悲しいところ。
 実家に戻るつもりなのですが、その間の更新はどうしたものか……。

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Author:おぐれしんじ
東京都で会社人をやっています。
趣味の小説ですが、ひとつよろしくお願いします。






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