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第一章 日本の首都ってどこだっけ・10

 そう、少なくともここは俺達の知っている日本じゃない。名古屋の件も、東京や京都の話、さっきの電車のような乗り物や、物価が異常に安い件も、ここが俺達のいた日本じゃないと考えれば納得できる。いや、それ以外考えられない。
 だとしたら、俺達はタイムスリップでもしたのか。いや、そこにある駐車場もお金を払う機械には今日の日付が表示されている。2002年6月12日と。

「で、ここが俺らの知ってる日本じゃないとして、これからどうする。とりあえず、その辺でナンパでもして、話でも聞いてみるか」
 俺の肩に手をかけて謙太郎が言う。さすがにふざけている場合じゃないだろ、と俺が言おうとしたら、
「健ちゃん、ナンパは罰金10万円だからね」

「わ、分かってるって、冗談だよ冗談」

相変わらず軽いな、謙太郎は。

「セクハラ発言は良くても、ナンパはさすがに駄目なんだ」横目で謙太郎を見る泉。

「いや、だから冗談だって言ってるだろ。そんなことより情報収集だ情報収集!」
 2人に言い寄られてしどろもどろになった謙太郎が目で俺に訴えかける。自業自得だけど、場を和ませてくれたし、ここは助け舟を出しておくか。

「謙太郎の言うとおり、情報を集めたほうがいいだろうな。ここがどういうところなのか。なんで俺達はここにいるのか」
「そうだよ、ほら情報集めようぜ」2人から開放された謙太郎は汗だくだ。

「でも、情報って言ったって、どうやって集めるの。普通なら警察に行くとかだけど」
 そう、普通なら警察なり交番なりに相談なのだろう。だけど、大の大人が4人で「この世界は何ですか?」なんて聞いたって相手にされないに決まっている。逆に不審者扱いされてもおかしくない。

「とりあえず、本屋にでも行ってみない?本屋なら地図とかも置いてあるだろうし」
 泉が提案すると、あづさがそれに続いて言う。
「それなら図書館のほうがいいと思う」
「そうね、図書館のほうがたくさん情報もあるだろうし、ゆっくり調べれそうだもんね。じゃ、図書館で決まり。2人もいいわよね?」

 泉とあづさはもう歩き出している。特に異論はなかった俺と謙太郎もそれに続く。

「で、図書館はどこにあるんだ?」最後尾を歩く謙太郎が言う。
 とりあえず、図書館の場所を交番で聞く必要がありそうだ。そのためにはまず、交番の場所を誰かに聞かないといけない。やれやれ面倒くさい。
 そう思うと泉とあづさが通行人と話している。若い2人組みの男のようだが、早速道を聞いているのだろうか。しばらく様子を見ていると、話が終わったのだろう2人がこちらに戻ってきた。

「いきなりナンパしてくるんだもん、びっくりしちゃった。あ、でも警察署の場所、教えてもらったよ」
 得意げに話す泉。
「泉先輩のああいうのの断り方、参考になりました」あづさが泉を見て言う。

「どんな断り方したんだか。ま、ナンパされた相手から警察の場所聞き出すなんて普通はできないわな」と謙太郎。
「それで、その警察署はどこって言ってた?」俺は2人に聞いた。

「うん、そこを右に曲がって次の次の交差点の側だって。意外と近く見たい」
 幸い交番は近くのようだ。早速、交番に向かおうとした俺と謙太郎を泉たちが呼び止めた。

続く
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一言

 あっという間に8月になりましたね。
 夏休みの予定がまだ決まっていないのが悲しいところ。
 実家に戻るつもりなのですが、その間の更新はどうしたものか……。

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おぐれしんじ

Author:おぐれしんじ
東京都で会社人をやっています。
趣味の小説ですが、ひとつよろしくお願いします。






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